- 開催日:
- 2011年12月10日
- 開催地名:
- 宝ヶ池競技場
- 開催住所:
- 606-0932 京都市左京区松ケ崎西池ノ内町 075-701-6366(球技場)
12月10日(土)京都 宝ヶ池競技場 で 関西大学ラグビーABリーグ入替戦
大阪産業大学(Bリーグ2位) 対 京都産業大学(Aリーグ7位)が 対戦しました。
ほぼ無風、気温9度で絶好のグランドコンディションでした。
今年度のスローガンは「証明」でした。
大阪産業大学ラグビー部が入替戦に勝利し実力を「証明」するということです。
勝利し「証明」される場を見届けようとスタンドは試合前から大声援でした。
そして14;00レフリーのホイッスルで試合が開始されました。
前半3分に相手ペナルティから嶌田(4回生)のペナルティゴール成功で3-0先制。
前半10分にも嶌田のペナルティゴール成功で6-0とリードを広げます。
「このままの勢いで!」と観戦していました。
しかし前半15分、自陣ゴール前からの嶌田のエリアキープの為のキックが相手に
チャージされそのままトライを許します。
トライ後のコンバージョンは不成功で6-5
前半25分、自陣ゴール前からスクラムを左側に回され、そのままスクラムサイドを突か
れて逆転トライを許します。トライ後のコンバージョンは不成功で6-10
前半終了間際、ペナルティゴールを決められ6-13
前半は7点を追いかける形で終了しました。
コミュニケーションからのパスミス、セットプレーの安定感が悪かったので
ハーフタイムで「修正してほしい」という気持ちで試合開始を待ちました。
後半が開始され先制点を望んでいましたが
後半5分、先制トライを許し6-18
後半10分にペナルティゴールを決められ6-21
15点差ではありましたが相手の強さを感じなかった為「まだまだ時間もあるし大丈夫!」
と信じていました。
後半20分、フォワードの谷(3回生)が密集からゴールに飛び込み大阪産業大学の初ト
ライ、嶌田のゴールも決まり13―21
「さぁこれから追い上げ開始」という気持ちです。
後半35分にはスピードスターであるウイング森(3回生)のトライ、嶌田のゴールも決
まり20-21
応援席のテンションが最高潮まで上がり、声援が叫ばれ続けました。
残り3分攻め続けましたが、攻防虚しく「ノーサイド」無念のホイッスルが鳴りました。
惨敗です。結果は20対21
京都産業大学の勝利で、Aリーグ再昇格成りませんでした。
選手達が応援席に向かって挨拶すると「よくがんばった!」「ありがとう」
「来年は頼むぞ!」などさまざまな言葉が飛び交いました。
もちろん涙もありました。
部員一人一人は平凡人ですが目的達成に向けた取り組みを通じて成果と伝統を
着々と積み上げ、今年度最後まで戦い抜いた大阪産業大学ラグビー部員95名、
スタッフの方々、見守って頂いたご家族、ファンの方々に感謝いたします。
卒業する学生にとってこの貴重な経験が、これからの社会人として励みになるよう
ラグビー部OBとして期待いたします。
練習環境が劣っている現状は大学ラグビー上位グループ、他クラブにおいても大産大のみ
が抱える問題です。競合大学に改革が遅れないように大学側、後援会、校友会のさらなる
御協力をお願いしたいものです。
(レポーター:ラグビー部OB 坂口 英行) |