5時間耐久の決勝レースは、8月2日正午に曇り空の下スタートが切られた。
1stドライバーは前日にポールポジションを獲得した三浦愛さん。レース開始1時間後、スタートからポツポツと降りだした雨の量が増えるにつれ、ソーラーパネルからの発電はほとんど見込めなくなり、エネルギーマネージメントは難しい状況に。また、ソーラーカーは細いスリックタイヤを装着しているため、ウエット路面でのドライビングは非常に難しく、スピンをしてしまうチームが続発した。しかし、普段からフォーミュラーカーを操る三浦愛さんの活躍により本学チームは終始安定した走行を続け、15時過ぎに2ndドライバーの三浦純さんへ交代。この頃には降りだした雨もほぼ止んでいたが、乾いた路面と濡れた路面の入り混じるさらにドライビングの難しい状況に。天候の影響もあり、ペースを落とした本学チームは2位を走る芦屋大学に一時、2分20秒差まで詰められる場面もあったが、本学チームがトップを譲ることはなく、そのままトップでチェッカーを受け、本学ソーラーカープロジェクト史上で初となる3連覇(3年連続8度目の総合優勝)を達成した。
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