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中村章吾さん(H9年度工学部土木工学科卒)のご紹介

開催日:
2016年5月14日
開催地名:
土地家屋調査士法人ABC 大阪本店
開催住所:
大阪市中央区大手前1-7-31 OMMビル16F

詳細


100年のおつきあいを創造する
 

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「土地家屋調査士法人ABC」
代 表

「ABCアライアンス」
副代表

 

中村 章吾 さん

 

H9年度

工学部
土木工学科卒


「自分が本当にやりたいことは何か?」追求し続けた中村さんは、
卒業後、働きながら土地家屋調査士試験に見事合格され、
現在「土地家屋調査士法人ABC」の代表として
誠実をモットーに業務に取り組んでおられます。

 
経 歴

 

大学で土木を専攻したのは、自分が理系を自負していたことと、土木は外に出る機会が多いだろうという単純な理由からでした。ただ実際に入学してみると周りはみな本当に土木をやりたい人ばかりだったので、申し訳ない気持ちになりました。

卒業後は現場監督として建設会社に就職したものの、半年で退職。もともと設計をやりたかったが叶わなかったことと、感覚的にこれは自分の仕事ではないと思ったからです。

その後、実家のある金沢に戻り、測量会社に就職。2年半した頃、公共事業削減で、社員が減っていく中、土地家屋調査士の資格を取ろうと決心し、再び大阪へ。JFD(土地家屋調査士法人)に勤めながら、入社後3年で資格を取得しました。

そして7年前、産大土木の同窓生である南出高志氏と共同で独立開業し、現在の「土地家屋調査士法人ABC」を立ち上げました。

ABCの強み
 

他社でお願いして出来なかったような難しい案件をうちで引き継ぎ、処理できたという実績があります。途中から引き継ぐのは非常に困難なことですが、粘り強くやっていくことで解決の糸口が見えてきます。とは言え、特別なことは何もやっていません。始めから誠実に仕事に取り組めばクリアできることが、実はできていない業者がいかに多いかということです。

また、ABCは司法書士法人、社会保険労務士法人、行政書士法人等を組織化して運営していますので、処理が迅速です。

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趣 味
  ジョギングと読書です。去年大阪マラソンに出場し完走しました。この仕事はどうしても頭でっかちになりがちなので、少し体をいじめないとバランスがとれないのです。
大学時代の思い出
 

芹生先生の研究室で、実験のオペレーションを考え→実験→予想されるデータがとれなかった時はなぜとれなかったのか突き詰め→次の実験へという繰り返しでした。先生にはかわいがっていただきましたが、大変厳しい方でもあり、一度ゼミをさぼった時、「卒業したくなかったら来なくていい」と電話があり、驚いたのを覚えています。

また、一番の思い出は土木のバイク仲間と北海道を3週間ツーリングしたことです。

産大生へのメッセージ
  就職は、企業の肩書やイメージ、給料や休みといった条件を優先するのではなく、「自分が本当にやりたいこと」を4年かけて見つけ、それを仕事にすることができれば、これほどラッキーなことはないし、転職を繰り返すようなこともないと思います。自分はそれを卒業後に見つけたので、大学の4年で見つけていればという気もしています。
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校友会について
  現役の学生にも気軽にのぞいてもらえるような敷居の低い窓口であってほしいし、また、校友会員8万人のネットワークをもっと活用できればいいと思います。
最後に
 

会社の経営理念である「100年のおつきあいを創造する」には、「お客様のお子さんやお孫さんにも引き続き依頼してもらえるような仕事を」という意味があります。私は実際それくらい強い気持ちでお客様と向き合っていますし、これからもインパクトのある仕事をしていきたいと思っています。

編集後記
 

働きながら資格を取得するには、大変なご苦労があったと思います。実際、「新婚旅行(ハワイ)に参考書をこっそり持っていったが、見つかってしまい奥さんに激怒された。」というエピソードがあったそうです。それでも見事試験にパスされた中村さんを拝見し、「新しいことに挑戦するのに年齢は関係ない」ということを実感しました。本日はありがとうございました。

   
  土地家屋調査士法人ABCのHPはこちら→http://www.abc-lhi.com/
   
取材 : 広報事業部 神馬 克之

 

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