イラストレーター 兎塚(うさづか)エイジさん ※ペンネーム
~1999年3月[平成10年度] 工学部情報システム工学科卒

描くことが好きだった少年は、
今や多くの作品世界を彩るイラストレーターに。
今回ご紹介するのは、平成10年度に本学工学部情報システム工学科を卒業された兎塚エイジさん。
現在は、ゲームやライトノベルの挿絵などを手がけるプロの
イラストレーターとして活躍されています。
創作への情熱は、幼少期から
「小さい頃から絵を描くのが好きでした」と語る兎塚さん。
大学時代には文化会の創作文学研究部に所属し、年に4回の部誌を制作・発行や大学祭での展示会など、仲間と共に創作活動に打ち込む日々を過ごされました。創作文学研究部は、イラストや小説、漫画など「自分を表現するもの」を自由に創作するクラブ活動。部員たちと評価・添削することで、表現の幅を広げて創作技術が向上されたのかもしれません。
クラブ活動の旧友とは、今でもお付き合いが続いているとの事です。
技術と感性の両輪を育んだ大学時代
情報システム学科ではCG制作の基礎を学び、「そこで“描ける”ようになったことが今につながっています。技術的な基礎を学べたことは、イラストレーターとしての土台になりました。」と振り返ります。創作文学研究部で培った感性と、学科で得た技術。その両方が、現在のイラストレーターとしての礎となっています。
卒業後はゲーム会社に就職し、CG制作の現場で経験を積まれました。2013年には独立し、フリーランスのイラストレーターとして活動を開始。繊細なタッチと世界観のある作品で、多くのファンを魅了しています。
また、現在はイラストレーターとしての本業に加え、専門学校で臨時講師としても活躍中。若い世代に技術と創作の楽しさを伝える場として、教育にも力を注がれています。


取材中も終始穏やかで、作品に込める思いや制作の裏側について丁寧に語ってくださった兎塚さん。卒業生としての誇りと、創作への情熱が伝わるひとときでした。
最後に、メッセージを伺いました。
「好きなことを続けるのは簡単ではないけれど、
続けていれば必ず何かにつながります。
大学時代に得た仲間や経験は、今でも大切な財産です。」
創作への情熱を貫き、描くことを仕事にした兎塚さん。その歩みは、これからの世代にとっても大きな励みとなるはずです。
(イラスト 兎塚エイジ作)

今回、兎塚さんからいただいたサインを、創作文学研究部の学生に寄贈しました。学生たちも先輩の活躍を喜んでいました。<代々、受け継いだ木製の部室名とともに>












